池本克之です。
マネジメントにとって
一番大事なことは、
生産性を上げることだ。
メンバーが長時間働いているより、
短時間で結果を出せたほうがいい。
企業の中には、
「長時間働く社員=頑張っている」
という風潮があるところもある。
また、残業もしないで
さっさと帰宅する社員は
「やる気がない」と
みなされる傾向もあったりする。
しかし、
短時間で結果を出せるのであれば
その方が会社にとっても
社員にとってもいい。
生産性を上げるといっても、
単に仕事を効率化するのではなく、
密度を上げ、質を上げることが重要だ。
大切なのは、「人時生産性」。
1人1時間あたりの
生産性のことである。
メンバーの仕事ぶりを見ていると、
長時間働いている人の多くは
ルーティンワークの渦に
巻き込まれてしまっている。
そこから脱却して、
違うものを吸収していかないと
成長できない。
それに、だんだんと
本人のやる気が薄れていったり、
やりがいを失う可能性もある。
特に、ポテンシャルの高い人が
日々ルーティンワークを
こなしているという状況は、
組織にとっても大きなマイナスだ。
しかし、ポテンシャルの高い人は
仕事を安心して任せられるので、
リーダーもついつい
「しばらくはこのままで…」
とあぐらをかいてしまう。
そうやって
本来のクリエイティビティが
発揮されていないケースは少なくない。
では、クリエイティビティを
発揮してもらうには何が必要なのか?
それには、やはり刺激が必要だ。
そして、刺激を受けるには
時間が必要。
なので、
人時生産性を上げる仕組みを作って
早く退社してもらう。
例えば、
「やること・やらないことを
決めておく」
というのも生産性を上げる方法の1つだ。
ある会社では、クレーム対応で
「きちんと相手の話を聞こう」
という一般的なルールの他に、
「電話応対の場合、
保留は押さないこと」
などと決めている。
相手はクレームで電話をかけているので
その時点で気分を害してしまうからだ。
こういう場合は、
相手の連絡先を訊き、
折り返し電話をかけるようにするのが
ベストだろう。
こうした対応方法を決めておかないと、
お客様は担当者に怒りをぶつけ、
それをなだめるために
余計に時間がかかるようになってしまう。
そうならないためにも、
やること・やらないことを決めておけば
ムダに時間を取られないで済む。
そして、余った時間は
自分の成長のためのオフタイムとして
使ってもらう。
もちろん、
この時間はどう使ってもいい。
学校に通って勉強してもいいし、
色々な人と会って情報収集したり、
人脈を広げてもいい。
ジムに通って体を鍛えてもいいだろう。
どんなことでも、
その人が何かで成長すれば
それは仕事にも跳ね返ってくる。
仕事に直結しないように見える成長でも
それは仕事ぶりに必ず影響する。
仕事以外のオフタイムに
しっかりリフレッシュできれば、
仕事の生産性も上がるようになる。
マネジメントにとって
一番大事なことは、
生産性を上げることだ。
社員一人ひとりが
少しずつでも生産性を高めれば、
その総量は大きな生産性になる。
ちょっとずつを積み重ねる。
それが、
生産性を高めるコツなのだと
考えている。
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