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2019年2019/10/01

評価制度について

怒り


池本克之です。


人が会社を辞める、
または不満を持つ原因の1つに
人事評価がある。


色々な会社が
人事評価に関するアンケートを
実施しているが、

その多くは
「満足していない」
という回答だ。



社員にとっては
納得できる人事評価制度がなければ
安心して働くことができない。


どんなに頑張って働いても
報酬に反映されない。

認めてもらえない。


このような状態になれば
誰だってやる気を失う原因に
なるだろう。


また、転職を考えるきっかけにもなる。


もちろん、
人はお金のためだけに働くわけでは
ないかもしれない。


しかし、正当な評価をされないと
不満を抱える原因になるのは事実だ。


公平で公正な評価基準を定めるのは、
チームのやる気や
今後の伸びしろにも響く
とても大事な問題だと言える。


・・・・・・・・・・・・・・


私は、部下に対する評価に関して
このような考え方を持っている。


それは、「平等」ではなく、
「公平」に行う、ということだ。


これが最重要ポイントになる。


「平等と公平は同じでは?」
と思う人もいるかもしれないが、
そうではない。


「平等」と「公平」は
まったく違うものなのだ。


例えば、チームが成果を上げて
10人の部下に特別ボーナスを
支給するとする。


この時、総額を頭数で割って、
みんなに同じ額だけボーナスを渡すのが
「平等」。


一方、部下の個々の働きに応じて、
ボーナスの額を決めるのが
「公平」だ。


一見、平等の方が良さそうだが、
これだと頑張った人もサボった人も
一律になるため、
成果を出した人は不満を持つようになる。


「自分は何日も残業して
頑張ったんだ。

何で雑用めいた仕事しかしなかった
ヤツと同じ額なんだ?納得いかない」

というふうに。


これが原因で
仕事へのモチベーションが下がることも
大いにあり得る。


また、もしそれで
結果を残している部下が
「どうせボーナスは同じなんだから」
とサボるようになってしまっては、
チームにとって大きな損失だ。


かといって、
成果に応じて配分するのも、
そう簡単ではないだろう。


誰もが「自分は頑張った」
と思っているので、
全員を納得させられる
「絶対的な正解」がない、
というのが正直なところだ。



では、どうすればいいのか?


部下全員がやる気を維持するためには、
評価以前に「目標設定」を
公平にすることが必要になってくる。


部下と話し合ったうえで、
適正な目標値を設定し、
その達成率で評価するのだ。


これなら、
「頑張った人」に報いることが
できるし、

入ったばかりの新人も、
経験豊富なベテランも
納得する形で評価することができる。


「適正な目標」が部下の満足感を
引き出すようになるのだ。


・・・・・・・・・・・・・・


人が会社を辞める、
または不満を持つ原因の1つに
人事評価がある。


全員が納得するような
絶対的な正解はないし、
そのような評価制度を作ることは
できない。


しかし、できるだけ納得度が高い
評価制度を作ることはできる。


「平等」ではなく、
「公平」に評価する。


これを意識して作ることで、
部下のやる気を下げずに
納得度の高い評価制度を作ることが
できるだろう。


PS
部下の育成で頭を悩ませているのなら、
ここにヒントがあるかもしれない。

http://a15.hm-f.jp/cc.php?t=M118559&c=21825&d=8894

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