池本克之です。
人間には、
大きく分けて2つの要素がある。
それが、モラルとスキル。
この2つだ。
スキルの方は、一言でいえば
仕事をする上で必要な
様々な能力を意味する。
その一方で、モラルとは、
自身の生き方や
考え方の大本になっている
価値観のこと。
どう行動するかを決める
「判断基準」
といってもいいだろう。
そして、この価値観は
人によって様々。
ときには、自分と合わない
という人もいるだろう。
しかし、組織で働くのなら
社長の価値観に合わせる必要がある。
なぜなら、社長の価値観こそが
その会社の企業文化だからだ。
だが、多くの場合、
社員は社長の価値観を知らないで
行動している。
なので、
「どうして、そんな行動を取るんだ…」
「ありえない…」
とイライラすることが
増えるようになる。
例えば、
あなたが知らないところで、
あなたがよしとする行動以外を
社員が取っているとしたら。
あなたはどう思うだろうか?
もちろん、
そんなことはないと思いたいが、
もしもあるとしたら…
それによって、
お客様に迷惑をかけていたり、
お客様を怒らせていたとしたら
どうだろう?
考えただけでも嫌になるし、
恐ろしいことだ。
なぜなら、社員の行動1つで
会社や社長へのイメージが悪くなる
場合もあるからだ。
それに、
社員がしたミスをカバーするために
生産性ゼロどころかマイナスの、
本来なくていい仕事に
取って代わることもある。
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社長の中には、
報告や連絡、相談することを
とても重要なものだと
考えている人もいるだろう。
しかし、一緒に働いている社員の中には
そのような価値観がない人もいる。
なので、
営業先でちょっとしたトラブルが
あっても、
「別に報告しなくていいや」
と思い、報告しない。
こうなると、会社もそうだが、
周りの社員まで迷惑をこうむる
ケースがある。
私たちの仕事の中には、
自分一人で完結するものも
あるかもしれない。
だが、多くの場合、
自分の前や後には
自分以外の人が関わっているものだ。
本人は報告しなくていいと
思っていても、
その後に仕事をする人にとっては
迷惑になったりする。
情報の共有がされていないので、
ミスをしたり、
トラブルの原因にもなるだろう。
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社長であれば、
社員に正しく行動してほしいと
誰もが思う。
しかし、現実は
そうはいかないことの方が多い。
とはいえ、このような状態を
いつまでも放っておけば、
問題は改善されないままで
深くなっていくばかりだ。
では、どうしたらいいのか?
それには、
あなたが見ていなかったとしても、
「あなたが考える正しい行動」を
社員が取れるようにすることが
大事になる。
そのためには、
あなたの価値観を社員に教える、
ということが必要だ。
もしあなたが、
報告するのが当たり前。
連絡や相談するのが当たり前だと
考えているとしたら、
それはあなた自身の価値観だ。
その価値観を社員に伝えない限り、
社員の行動が変わることはない。
どんなに些細なことでも、
あなたが
「これは大切なことなんだ」
と考えているものは、
あなたの言葉で伝える。
もちろん、
たった数回伝えただけではダメで、
事あるごとに繰り返し伝えることが
重要だ。
そうすることで
記憶に残るようになり、
少しずつ行動が変わるようになる。
たとえあなたが見ていなかったとしても
あなたが考える正しい行動を
社員が取れるように、
大事なことは
必ずあなたの言葉で
伝えていってほしい。
それが、結果的に
会社がより早く成長することに
繋がっていく。
PS
社員が常に正しい行動を
取れるようにするには、
これがお役に立てる。
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