池本克之です。
最近になって、
「若者の二極化」が
急速に進行している。
私の会社では、大学生を対象に
4年前からインターンシップを
行っているのだが、
採用面接の段階で
若者のあまりの違いに
驚くことがある。
一方は、
自分の将来の目標をしっかり
持っていて、
そのために今、何をすべきかも
考えた上で計画を立て、
行動に移す若者。
これは、割合では1割ぐらいだ。
残りの9割は、
将来像をまったく持っていなくて、
「大企業に入りたい」としか
考えていない
「超安定志向」の若者。
今は、こちらのタイプが
圧倒的に多い。
前者のような人材は、
私が指示をしなくても
自分から行動する。
そんな彼のような超優秀な人材は、
どこの企業でも
喉から手が出るほど欲しいので、
就職先もあっという間に決まる。
しかし、そんな人材は
10人に1人いればいいほう。
私たちは、これから
9割の超安定志向の若者に対する
動かし方・仕事の任せ方を
考えていかなくてはならない。
特に今の若者の特徴で顕著なのは、
とても臆病だということ。
周りの顔色をうかがいすぎて
どう行動したらいいのか
分からなくなるぐらいである。
また、仕事や会社に対して
常に何かしらの不安を抱えている。
そんな臆病で周りの顔色をうかがう
いまどき部下に対して、
「お前を信じて任せるから
やりたいようにやれ!」
と背中を押しても、
パニックを起こす。
また、「期待しているよ」
という励ましの一言が
過度にプレッシャーをかけてしまい、
地雷ワードになる可能性だってある。
いまどき部下には、
もう今までのマネジメントでは
通用しない。
かといって、
そのまま放置していれば
勝手に育つわけでもなく、
自分の居場所を見つけられずに
つぶれていってしまうだろう。
では、どうすれば
いまどき部下が仕事に対して
前向きに取り組み、
自分のパフォーマンスをフルに発揮して
活躍してくれるようになるのだろうか?
それには、私は
面談が最も効果的だと考えている。
なぜなら、面談をすることで
いまどき部下の考えていることが
よく理解できるからだ。
今、何に困っていて、
何に不安を持っているのか?
どんなことをしたいと考えていて、
どんなことを望んでいるのか?
これらを直接いまどき部下と
話すことで、
よく理解できるようになる。
社長の中には、
面談の時間が取れないと
考える人もいるが、
私は、面談こそ最重要事項として捉え、
自分の時間をどうにかしてでも
確保すべきだと考えている。
私の場合は、
毎月面談の時間をスケジュールに入れ、
前もって確保している。
それぐらいしないと、
社員の考えていることは
理解できないし、
こちらの考えも伝わらない。
あなたの会社では
面談をしているだろうか?
普段からコミュニケーションを
取っているから大丈夫、
と思っていても、
多くの企業では
社長と部下の認識が
大きくズレていることがよくある。
ぜひ、いまどき部下が
自分のパフォーマンスをフルに発揮して
結果を出していくためにも、
まだ面談をやったことがないと
いうのなら、
今からでも導入してほしい。
PS
「面談のやり方がわからない…」
「どうすれば部下の話を上手に
引き出すことができるのか?」
そう思うのなら、
これがお役に立てる。
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