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2019年2019/11/11

社員の信頼を得る方法

池本克之です。


「会社の情報のすべてを
社員に開示する」


これに対して、
あなたは抵抗があるだろうか?



ほとんどの大事な情報というのは
上層部にしか流れていないことが多い。


それ以外の社員には流れてこないか、
部分的にしか流れてこない、
という状態が多いように感じる。


しかし、私は、
どんな情報であっても
すべてのことを社員に開示すべきだと
考えている。


なぜなら、そうすることによって
社員からの信頼を得ることができるからだ。


・・・・・・・・・・・・・・・・


多くの社長は、
「これは見られたくない」
「これは知られたくない」
という理由で情報を公開しない。


大事なことは秘密にして、
何もなかったかのように
振る舞う人さえいる。


もちろん、そうすることが
良いことだと思っているから
かもしれない。


社員に余計な心配をかけたくない
という人もいるだろう。


しかし、
大事な情報がほとんど流れてこないと
社員たちは会社に対して
不信感を抱くようになる。


社員も人間なので感情がある。


大事な情報は教えてほしいし、
知っておきたいと思う。


それが、たとえ悪い情報であってもだ。


・・・・・・・・・・・・・・・・


私は情報を開示することが
重要なことだと考え、

自社の貸借対照表や損益計算書、
売上計画もすべての情報を
オープンにしている。


もちろん、
評価基準や報酬規定なども
明確に記載している。


こうやって、
すべてを開示することにより、
社長と部下、お互いの信頼関係が
強くなっていく。


そして、もう1ついいのは、
よい情報であれ、悪い情報であれ、

社員はその情報自体を
自分の問題として捉える
ということだ。


そして、何をすべきかを
私たちと一緒に考えられるようになる。


例えば、何も知らされずに
「とにかく売上を上げてくれ」
とうるさく言われても、

部下からしてみれば
「何で?」という感じ。


「今月も売上目標は達成しているのに
もっと上げないといけないのか?」
と不満を抱える人も出てくるかもしれない。


しかし、

「今期の売上はこれで、
前年比よりわずかにアップしているが、
設備投資や諸経費にこれだけの
出費があって
利幅がガクンと落ちている。

このままだと、じり貧になる」


と説明すれば、
気持ちも行動も違ってくる。


社員たちはその状況を理解して、

「どうすれば
売上が上がるようになるか?」

「何をすればいいか?」

と考えられるようになるのだ。


・・・・・・・・・・・・・・・・


情報をすべて開示するのには
抵抗がある人もいるだろう。


しかし、どんな情報であれ
すべてを開示することで
お互いの信頼関係は強くなっていく。



「会社の情報のすべてを
社員に開示する」



それが社員の心を動かし、
会社がよい方向へ向かうきっかけに
なるのだ。



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会社がよい方向へ向かうきっかけは、
ここにもあるかもしれない。

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