池本克之です。
経営者として
やりたいことを明確にし、
社員に伝えているにも関わらず、
自分の思うように
動いてくれないことがある。
どうして動いてくれないのかを
よくよく考えてみると、
社内で別の意見があることが多い。
例えば、
どんなに非の打ち所がないぐらいの
戦略を作っても、
戦略以前に社内の人間関係に
問題があったりする。
これでは、
いくら素晴らしい戦略を作っても
その戦略を実際に動かすまでには
多くの時間を要する。
中には、
3ヶ月経っても動き出していない
というケースまであるほどだ。
変化が激しい今の時代に、
このままでは経営のスピードは
落ちるばかりだ。
・・・・・・・・・・・
では、どうしたら
このような問題を解決できるのか?
それは、
「人を人として見る社風」を作る
ということが重要になる。
つまり、他の人を自分よりも
価値のないもの
能力の劣るもの
都合のいい道具として扱わない
ということだ。
他の人とは、上司も部下も
お客様もすべての人が含まれる。
もちろん、妻や夫、
両親、兄弟、子供も同じだ。
人は誰でも向上心があり、
楽しい、嬉しいと感じる。
苦しんだり、怒ったり、
悲しんだりもする。
全員が感情をもった
1人の人間なのだ。
なので、まずは
「他の人も自分と同じ人なんだ」
という感覚を持つことが
大事になる。
当たり前のことを話しているようだが、
とても重要なことなので
ぜひ覚えておいてほしい。
・・・・・・・・・・・
以前の私は、
自分と違う人間がいることが
“本当の意味”で理解できていなかった。
頑張れば誰もが自分と同じになる
と考えていたし、
それまでの私は
人の気持ちがわかっていなかった。
「他の人も自分と同じ人なんだ」
ということは、
誰もが心の中に持っている感覚では
あるだろう。
しかし、現実には
立場や経験が邪魔をして、
「人を人として見る」
というシンプルで基本的なことが
できていないことが多々ある。
例えば、自分にとって
この人がいると不都合だ
嫌なやつだな
などと思ったり、
その人のことを悪く言っている時は
その人のことを人として見ていない。
それから、
提案などをしてきても受け流して、
いないものとして扱う、
というような時も
その人のことを
人として見ていない。
気に入らない人を
無視するのも同じだ。
社員であれ役員であれ、
会社に関わってくれている人を
きちんと人として扱うということを
ぜひ、心掛けてほしい。
絶対にやってはいけないことは、
人を便利な道具として見ることだ。
邪魔なもの、
どうでもいいものとして
扱うことだ。
当たり前だが、
人は道具ではない。
お互いの違いを
認め合うことができる組織こそ、
最強の組織になれる。
・・・・・・・・・・・
もしあなたが、
経営者としてやりたいことを明確にし
社員に伝えているにも関わらず、
自分の思うように動いてくれない…
という時には、
一度、社内の人間関係を
見直してみてはどうだろうか。
人を人として見る、というのは、
当たり前なことではあるが
本当の意味で理解していないと
うまくいくものも
うまくいかなくなる。
ぜひ、あなたが先頭に立って
大事なことは社員たちに伝えていってほしい。
PS
最強の組織を作るには、
これもヒントになるかもしれない。
↓
https://myasp.pajaposs.com/l/m/M3UxPmIHLktB2Z
お電話かフォームにて
お気軽にお問い合わせ下さい。
皆さまからのお問い合わせ、お待ちしております。
お電話受付時間:10:00~17:00