メルマガバックナンバー

2019年2019/06/26

採用は投資である

チーム


池本克之です。


採用した人が
短期間で辞めていく。


これは、多くの企業で起こっている
問題だ。


しかも、
短期間で辞めていく企業に多いのは、
このようなことが一度や二度ではなく、
昔から繰り返されている
ということだ。


誰かが入ってきたと思えば合わなくて、
うまく成果が出せなくて辞めていく
というケースが非常に多い。


だが、採用するにもお金がかかる。


もちろん採用するまでの
経費もかかるし、
今度は教育する上では
教育する際のコスト、
これもかかるようになる。


なので、
人を採用して教育していくということは
お金がかかるわけだ。


だが、これをコストだと思うよりは、
ぜひ投資だと考えていただきたい。


平均賃金、これをずっと定年まで
払っていくと考えていただくと、
採用した方の生涯賃金というものが
想定できるだろう。


会社としては、
その分、当然お金が出ていくわけだ。


しかし、これを投資と考えて、
生涯賃金をこの方に払っていくんだと。


そして、その払っている賃金よりも
より多くの利益を作ってもらえれば
いいわけだ。


例えば、正社員の契約をする場合、
30歳の人を採用したとして、
仮に会社の規定で定年退職が
60歳だとすると、
30年間の雇用関係を続けなければ
ならない。


そして、
仮に計算しやすくするために、
この方の報酬が
平均で年間500万円だったとする。


これを30年間、
毎年毎年500万円ずつ支払うと、
1億5,000万円になる。


つまりこれは、
1億5000万円の分割払いであり、
投資しているのだ。


ということは、
1億5000万円分以上の利益を
分割で得ないと、
投資効果はマイナスということになる。


だからこそ、採用は間違えられないし、
人を採用するというのは
それぐらいの意味があるということを
ぜひ認識していただきたい。


では、どうすれば
採用で間違わずに済むのか?


どうすれば、
自社に合った人材を面接の時点で見抜き
実際に活躍してもらうことができるのか?


それに欠かせないものが、
「採用基準」だ。


採用基準とは何か?


それは、
「会社が求める人物像」を
見極めるための指標である。


どうして採用基準を
定めなければいけないのかというと、


それが分からないまま採用してしまうと
自社の色々な価値観に合うかどうかを
入社後に知ることになるからだ。


だが、こういう話をすると
決まって言われることがある。


「うちの会社にも
採用基準くらいありますよ」と...


確かに、人材を募集する際、
募集要項を記載するだろう。


そこには、
最低限必要なスキルだったり、
求める条件が書いてある。


例えば、スキルであれば、
「システム開発経験が1年以上ある」
「基本的なPCスキルがある方」
だったり。


また、求める条件には、
「業界を問わず、営業経験をお持ちの方」


「人と接する仕事に興味がある方」
など。


もしかしたら、
年齢制限があるところもあるかも
しれない。


しかし、これでは
明確な採用基準とは呼べない。


では、明確な採用基準とは
何なのか?


それは、
「今、目の前に座っている
候補者自身のことを見極めるもの」
である。


先ほどの募集要項にあるような
必要なスキルは、
確かに持っているのかもしれない。


また、求める条件にあるような経験も
してきているだろう。


しかし、
その人自身がどんな人なのか?


その本質的な部分が
自社と合うのかどうなのか?


というところは分からない。


それは、
候補者の価値観だったり考え方であり、
それが自社と合うかどうか、
という部分を
面接の時点で把握しておかないと、
入った後に合わないということに
なりやすいのだ。


だからこそ、明確な採用基準が必要。


では、明確な採用基準は
どうしたら作れるのかというと、
まずは、あなたの価値観を
書き出すところから始めてみてほしい。


営業面だけではなく、
お金の扱い方や人の評価の仕方、
備品の使い方、
近隣住民の方との接し方など。


あなた自身がそれらに対して
どんな価値観を持っているのか?


そして、それを質問として
候補者の方に投げかけ、
自分と合っているかどうか
というのを確認してほしい。


もちろん、どれが正解で
どれが不正解というのはない。


まさしくその答えが
社長であるあなたの考え方であり、
その部分が候補者の方と合うのか
合わないのか、
というところが重要だからだ。


多くの企業では、
採用した人が短期間で辞めており、


しかも、このようなことが
一度や二度ではなく、
昔から繰り返されている。


だが、何度も言うが、
採用は投資だ。


実際に採用した人に
払っている賃金よりも
より多くの利益を作ってもらえなければ
マイナスなのである。


ぜひ、これを忘れずに、
まだ自社の明確な採用基準がない
というのなら、
今からでも作っておくことを
オススメする。


それが、
あなたの会社に合う人材を獲得し、
より高い投資効果を得ることに
繋がるだろう。


PS
今日から30日までの期間限定で、
アップデートされた
「採用システムの作り方」
オンラインコンテンツの
一部が公開されている。

http://a15.hm-f.jp/cc.php?t=M99981&c=21825&d=8894


ぜひ、見逃さないでほしい。

自律成長型組織に変える方法 メルマガ登録

池本克之とは

Contact

お電話かフォームにて
お気軽にお問い合わせ下さい。
皆さまからのお問い合わせ、お待ちしております。

お電話でのお問い合わせ

00-000-0000

お電話受付時間:10:00~17:00

メールでのお問い合わせ

お問い合わせ

TOP > News一覧 > News

pagetop