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2019年2019/07/25

思い描いていた会社像とのギャップ

計画


池本克之です。


「最近の若者はすぐ辞める」


このような話を
あなたも聞いたことがあるかもしれない。


しかも、今は売り手市場で
転職がしやすい時代になっている。


だからこそ、
若者は辞めるという選択を
しやすくなっているのだろう。


とはいえ、企業側からしたら
短期間で辞められては困る。


お金と時間をかけて採用したのだから、
投資した以上のリターンを得る必要が
あるからだ。


企業の中には、
採用しては辞められる、
という悪循環を
何度も繰り返しているところもある。


だが、いつかは
この悪循環を食い止めなければ
いつまでたっても人が定着することはない。


では、一体どうして
若者たちは短期間で離職を決意して
しまうのだろうか?


その原因は何なのだろう?


ある企業が行った
3年以内に離職した新卒社員の
退職理由の調査結果によれば、


その多くが、
「思い描いていた会社像との
ギャップによるもの」
だった。


誰でもそうだが、
入ってくる前はその会社になんらかの
期待や理想を抱いているのは
間違いない。


この会社に入れば
こんなことができるかもしれない。


この会社に入れば、
色々なチャンスがありそうだ。


成長できそう、
やりがいがありそう、


など、自分が求めているものを
実現できそうだと思うからこそ、
入社したいと思うものだ。


だが、いざ入ってみると
想像していたのと違うとなれば
だんだん不安になってくる。


もちろん、最初の1、2ヶ月は
与えられた仕事を一生懸命こなすだろう。


しかし、次第に気になってくる。


「自分は、この会社で何のために
働いてるんだっけ…」と。


そして、一緒に働いている先輩に
訊いてみる。


「先輩、この会社は
何を目指しているんですか?」


すると先輩も答えられない。


次に上司に訊いてみる。


すると、
「俺も知らん!
そんなことはいいから
早く仕事を片付けろよ!」
と怒られる…


こうなると、優秀な人ほど
やる気を失っていく。


「俺(私)はここにいていいんだ
ろうか…」
と悩むようになるのだ。


しかし、すぐには辞められないので
続けてはみるが、
その状況が変わらないと思えば
転職を考えるようになる。


特に今の若者は、
将来が見えないと不安になる傾向がある。


もちろん、これは
今の若者に限らず誰でもそうだろうが、


特にいまどきの若者たちは、
「安定した生活が一番だ」と
大人たちから言い聞かされて
育ってきた世代だ。


なので、
余計に安定した生活を求めている
人が多い。


ということは、会社の将来を
彼ら、彼女らに見せることができれば、


あなたの会社で
安心して働けるようになるはずだ。


では、どうすれば
それを実現できるようになるのかと
いうと、


それには
あなたのビジョンを明確に示し、
社員と一緒に共有することが大切になる。


今の会社がこの先どのように進んで
いくのか?


それは、あなたのビジョンでもある。


そして、そこで
社員である自分が
どのように関わってくるのか?


これが理解できれば、
この会社で働く意義を見つけることが
できる。


そして、会社の将来が見えているので
安心にも繋がる。


もちろん、ビジョンを語るだけでは
ダメだ。


ビジョンを実現するための具体的な
計画も立てて、
一緒に共有しなければいけない。


なぜなら、私たち人間は、
ビジョンだけを語られても、


行動が伴っていなかったり、
具体的な計画がないと
「この人についていこう」
とは思わないからだ。


ビジョンがあり、
それを実現する具体的な計画があって
初めて、
「この人についていこう」
と思えるようになる。


そのためには、
あなたの会社の事業計画書を
作成すること。


これが重要になる。


どうして事業計画書なのかというと、
事業計画書には、


あなたのビジョン。
それを実現するべき理由。
そのためにやるべき行動。
達成しなければいけない目標数値。


それらがすべて含まれているからだ。


事業計画書がないという社長の方が
多いが、
これがあることで
社員の早期離職を防げるようになる。


3年以内に離職した新卒社員の
退職理由の多くが、
「思い描いていた会社像との
ギャップによるもの」だった。


であれば、
会社の将来像を明確に示し、
そこに社員がどう関わるのかを
教えてあげればいい。


しかし、多くの経営者は
自分のビジョンを語ろうとはしない。


あなたは、どうだろうか?


せっかく入った人が
短期間で辞めてしまわないように、


事業計画書がないのなら、
今すぐ作成し、
会社の将来像を社員に見せてあげてほしい。


PS
「事業計画書を作ったことがない」
「どんなことを事業計画書に書けば
社員を巻き込めるのか…」


それらが分からないのなら、
明日のメールは必見だ。


私が実際にやっている
事業計画書の作り方を公開した
「事業計画書の作り方」の
キャンペーンがスタートする。


ぜひ、確認してほしい。

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