池本克之です。
自分と他人は違って当たり前。
そんな当たり前の事実を
忘れてしまう人は意外と多い。
自分と価値観が似ている人はいても、
まったく同じ人なんていない。
それなのに、上司は部下に
「普通はこう考えるだろう」
「普通はこう判断して行動するだろう」
と文句を言うのは間違っている。
逆に部下が、
「上司はいつも自分のやり方に
ダメ出しをする」
と不満を抱くのも間違っている。
そもそも、考え方や価値観は
双子でさえ違う。
同じ両親から生まれ、
同じものを食べ、
同じ教育を受けても、
成長していくにつれて
全然違う人間になる。
双子でさえそうなのだから、
まったく違う環境で育った
他人同士の価値観が
ピッタリ合うことなどありえないのだ。
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上司によくありがちなのは、
「どうしてこうやらないんだ」
という発言だろう。
「自分はこうやってうまくいった」
だから、部下も同じようにやるべきだと
考える。
しかし、部下からすると、
どうしてこうやらないのかと言われても
そもそもそのやり方がわからない。
なので、答えようがない。
上司は基本、仕事ができる人なので
自分のやり方通りにしてもらいたい、
そう思う気持ちもよくわかる。
その方が早く終わったり、
もっと効率よくできるのかもしれない。
しかし、部下は自分と同じではない。
ちょっと厳しい物言いになるかも
しれないが、
自分と同じやり方を求めること自体が
筋違いなのだ。
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では、どうすれば
上手に部下を動かせるようになるのか?
それには、魔法の一言がある。
それが、
「どうすればできると思う?
一緒に考えよう」
これだ。
人間は、誰しも
自分と同じことを一緒に考えてくれる
人には好感を持つ。
相手の言うことにも
素直に耳を傾けることができるようになる。
さらに、部下自身、
どうすればうまくできるか
自分で考えるきっかけになる。
ちょっとした言い方の違いだけで、
相手に与える印象は大きく変わってくるのだ。
そして、それが
その後の関係性にまで
影響を与えるようになる。
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自分と他人は違って当たり前。
そんな当たり前の事実を
人は時として忘れてしまう。
しかし、忘れなければ、
お互いに歩み寄り、
より良い方向性を見出すことができる。
もしあなたが、
部下とのコミュニケーションで
悩んだ時には、
今日お話したフレーズを使ってみてほしい。
きっと、今までとは違った反応が
返ってくるだろう。
PS
部下との価値観の違いに悩んでいる人は
これがおすすめだ。
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