池本克之です。
昨今の企業では、
いわゆる理念やビジョン、
価値観、スピリットなどが
疎かになっているように感じる。
このようなものはどれも、
壁に掲げられているだけでは
何の価値もない。
理念やビジョン、価値観、
言い方はなんであっても、
これらを掲げている社長自身に
その言葉が繋がっており、
行動として表現されている。
そして、それが社員やスタッフにも
繋がり、
行動として表現されて
初めて価値をもつようになるのだ。
あなたの会社ではどうだろうか?
あなたが掲げている理念やビジョン、
価値観、スピリットなどは、
あなた自身が体現していて
社員やスタッフも日常で体現している
だろうか?
もしも、壁に掲げているだけで
体現していないのであれば、
あなたの会社はいずれ
あなたの「会社らしさ」を
失っていくかもしれない。
そうなると、
組織はバラバラの方向を向いてしまい、
それはお客様にも伝わるようになる。
「最近の〇〇(会社名)は
〇〇(会社名)らしくないよね」
「変わったよね」
などと言われるように
なるかもしれないのだ。
今でも長く続いて繁栄している
会社では、
自分たちの理念やビジョン、価値観を
普段の仕事の中で表現し続けている。
だからこそ、そこで働く人たちは
働く意義を感じられ、
それがお客様にも伝わって
最終的には業績にも影響を及ぼすように
なるのだ。
実際、この理念やビジョン、
価値観というものは、
会社のトップである社長の価値観である。
そして、この価値観が
そのまま企業文化になっていく。
しかし、社長の価値観が分からなければ
そこで働く社員やスタッフは
日常で体現することができない。
なので、社長が考えていることとは
違う行動を取ってしまったりするのだ。
だからこそ、
社長の価値観を明確に文章として表し、
社員やスタッフに共有していかなければ
ならない。
ここで1つ例を出すと、
Appleの創業者
スティーブ・ジョブズは、
自身の役割を、
”マネージャー”ではなく、
“ビジョンを保ち続ける者”
と呼んでいる。
どうしてそんなふうに
呼ぶのかというと、
彼らはビジョンの共有を
非常に大切にしているからだ。
アップル企業の行動規範に
なっていたのは、
ジョブズが語る熱い想いである。
事実、スティーブ・ジョブスは
会議にやってきて、
「なんでお前は
ノートを広げているんだ。
メモをしないと記憶できないような
奴はAppleにはいらない」
と平気で言ったりする。
どうしてこんなことを
言うのかというと、
彼は最高のモノを創るために
社員が集められていると信じており、
最高のコトをするための
提案や議論をする場なのに、
「そんなことは無理に決まってる」
「できない」と
やり遂げる意思を持っていない人が
目の前にいると
我慢できないだけだからだ。
スティーブ・ジョブスは、
とにかく最高のモノを創りたい
だけであり、
そんな彼の熱い想いや価値観が
日常の行動にあふれていた。
アップルの莫大な利益を
支えていたのは、
製品でも特許の山でもなければ
市場を支配するiPadでもない。
アップルを支えているのは
アップルであり、
浸透したジョブズの考え方なのである。
また、Appleに限らず、
P&Gやルイ・ヴィトン、
エステーやユニ・チャームなど、
創業から何十年も続いている企業では、
必ず創業者の熱い想いや価値観が
社員やスタッフに共有されている。
どんなに会社が大きくなったとしても
絶対に忘れてはならないのが
創業者の熱い想いや価値観、
スピリットだ。
なぜなら、これが
「会社の根幹」
となるものだからである。
そして、それを社員やスタッフが
日常で体現してくれれば、
最終的には業績にも繋がり、
たとえ、あなたが
会社からいなくなったとしても、
あなたの想いや価値観は消えずに
何十年先までも残っていくようになる。
さて、あなたの会社には
あなたの価値観を
文章として表したものが
あるだろうか?
もしもないのなら、
今からでも時間を取って
まずはあなたの価値観を書き出す
ところから
始めてみてほしい。
仕事に対する在り方や
仕事の具体的な進め方、方針など、
これらに対するあなたの価値観には
何があるだろうか?
ぜひ、真剣に自分自身と向き合い、
書き出していってほしい。
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