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2019年2019/09/03

仕事は見て覚えろは通用しない

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池本克之です。


「仕事は見て覚えろ!」
「とにかくやってみろ!」


このように
部下に対して指導する上司はいる。


平均年齢が高い会社であれば
「自分たちも先輩から
そんなふうに言われてきたんだ」
と言う人もいるかもしれない。


なので、自分たちと同じように
部下に対しても
「仕事は見て覚えろ!」
「とにかくやってみろ!」
と指導するのだ。


しかし、見て覚えろと言われても
人間の解釈は人それぞれ違う。


「とにかくやってみろ」
と言われても、
やり方がわからなければできないし、


なぜ、それをやらないと
いけないのか?


どうしてそうなっているのか?


というところが
わからないままやっていても
何も成長しない。


本人は、
「ただやらされている」
としか感じないだろう。


これでは、
部下のモチベーションは
下がるばかりだ。


働く楽しさや
やりがいだって見つけられないし、


「何のために私(俺)は
ここで働いているのか…」
と考えるようにもなるだろう。


さらに、
見て覚えろと言われたので
やってはみたが、
間違えれば怒鳴られる…


こうなってしまうと、
一人前になる前に挫折してしまい、
辞めていく人も増えるようになる。


・・・・・・・・・・


「仕事は見て覚えろ!」
「とにかくやってみろ!」
と言う人の中には、


自分の時間を使って教えるのは
時間の無駄。


作業効率が落ちると
思っている人もいるようだ。


しかし、よく考えてみると、
新人がいつまでも育たないことの方が
会社にとっても上司にとっても
マイナスなのではないか。


なぜなら、いつまで経っても
仕事を任せることができないからだ。


人が増えても
一向に楽になることはない。


それに、部下が間違うたびに
怒鳴っていれば、
その時間が勿体ないし、
ストレスだって増える。


せっかくお金と時間を使って
採用したのなら、
一日でも早く戦力になってもらった方が
お互いにとっていいだろう。


・・・・・・・・・・


採用した人が
短期間で戦力になるためには、
私は細かすぎるというくらいの指示を
出した方がいいと考えている。


特にいまどきの若者に対しては、
これが重要だ。


なぜなら、彼ら、彼女らは
私たちとは生活環境が大きく
違うからだ。


例えば、若者だから
IT機器は使いこなせるだろうと
思ったら、


スマホしか使ったことがなく、
パソコンのキーボードに
触れたことがない、
という人も増えている。


また、今は自宅に固定電話のない
家庭も増えているので、


固定電話を与えられて、
「これ、どうやって使うんですか?」
と戸惑う新入社員も
そのうち出てくるだろう。


それぐらい生活環境が
大きく違っているので、
子どもにイチから伝えるような
気持ちで、


あらゆることを
教えなければいけないのだと
覚悟するべきだ。


その上で、
こちらが望んでいる行動を
取ってもらいたいのなら、


こちらがしてほしいと思っていることの
一歩も二歩も進んで
細かく指示を出す必要がある。


いまどきの若者は、
与えられた仕事は真面目にこなすので、


難しい仕事でなければ、
2、3回目からは簡単に伝えるだけで
済むようになるだろう。


・・・・・・・・・・


「仕事は見て覚えろ!」
「とにかくやってみろ!」


このように
部下に対して指導する上司はいる。


しかし、一日でも早く戦力に
なってほしいのであれば、
細かく指示を出すことをおすすめする。


それが、
お金と時間をかけて採用した人が
短期間で辞めずに、
早く結果を出すことに
繋がっていくだろう。


PS
「今どきの若者が
何を考えているのかわからない…」


そう思っている人には、
これがお役に立てるだろう。

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