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2019年2020/03/03

ルールに縛られない行動も良しとする

池本克之です。



業務の効率化や
生産性向上のために、

仕事の進め方に関して
何らかの社内ルールを定めている
職場も多いだろう。


実際、私も部下を動かすときには
ただ信じて任せるだけではなく、
ルールが大切だと伝えている。


しかし、ときには
ルールを超えて部下を信じることも
大事になってくる。


上司からすると
会社のルール以外の行動は
取ってほしくない、

と思うかもしれない。


会社は組織で成り立っており、
ルールに従って運営されている。


なので、部下のルール外の行動を
上司が嫌がるのは、
ある意味、当然とも言える。



ただ、それだけでは
部下はルールに縛られてしまい、
画一的な仕事しかできなくなってしまう。


また、ルールに縛られることで
成長できなくなったり、
自分で考えて行動しない、
という問題も起こり得る。


こうなってしまうと、
重要な場面で臨機応変に対応できず、
最悪の場合、
会社に損害を与えることもある。


・・・・・・・・・・・・・・


以前、私の会社が
引っ越す時のこと。


引越し先の内装工事を
予定していたのだが、

急な税務調査のために
「日にちを変えてほしい」
と管理会社に依頼した。


すると、

「必要な書類を
全部出し直していただかないと
大家さんの了承を得られません」

という返答があった。


確かに決められたルールでは
そういった急な変更を行う時は
必要な書類を全部出し直すようになっている。


しかし、大家さんにとっても
もう一度書類を確認しなければならないので面倒だ。


おそらく、大家さんに
口頭による変更のお願いをすれば、

「構いません」

ということになるだろう。


大家さんが了承さえすれば
問題ないのだ。


なのに、管理会社の担当者は
頑なに拒んだ。


後になって、その時、
拒んでいた理由がわかった。


それは、担当者の上司に
問題があったのだ。


その上司は
部下を完全に管理しないと
気がすまないタイプで、

部下が変則的な対応をするのを
良しとせず、

自分の言う通りに行動しないと
怒りを爆発させるような上司だった。


そんな会社の、
そんな上司のもとでは、
いい部下は育たない。


それはつまり、
会社の未来はないということでもある。


・・・・・・・・・・・・・・


部下がルールを守ることは
とても大切だ。


しかし、ルールに縛られることで
部下は重要な場面で
臨機応変に対応することができなくなる。


もちろん、コンプライアンスなど
絶対に守らなければならないルールを
逸脱するようなことは、
厳しく注意しなければならない。



ただし、それ以外の
自分の裁量内でコントロールできることであれば、


ルールに縛られない部下の思考や
行動を良しとすることが
私たち上司には必要だと考えている。


そして、それが
思いも寄らない大きな成功に
繋がる可能性もあるのだ。





PS
部下のマネジメントで悩んでいる人は
これがお役に立てるかもしれない。

https://myasp.pajaposs.com/l/m/qPqb7qfWrXnqHo

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