池本克之です。
あなたの会社には
マニュアルがあるだろうか?
そのマニュアルは
うまく機能しているだろうか?
例えば、優れたマニュアルであれば
社員の能力に依存しなくても
全員が優れたサービスを
提供することができる。
誰もがそこに書いてある通りに
仕事をすればいいので、
間違ったり迷うことも少ないだろう。
新しく人が入ってきても、
人によって教え方が違う…
という問題も回避できる。
一見すると、
とても便利なマニュアルだ。
しかし、マニュアルを作る以前に、
“なぜマニュアルが必要なのか?”
という理由によっては、
どれだけ時間をかけて作っても
うまく機能しない。
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私はコンサルタントとして
マニュアルの作成を
クライアントにすすめることがある。
ただし、どんな組織にも
マニュアルが最も効果を発揮するとは
限らないので注意が必要だ。
特に、小さな組織では
マニュアルが効果的ではない場合も
少なくない。
先ほどもお話したように、
マニュアルを作る理由によっては
うまく機能しないからだ。
例えば、マニュアルを作る理由が
「社内の人材が使えないから」
といったものであれば、
せっかく作っても
うまく機能しない可能性が高い。
なぜなら、その考えの根底には
「そこにいる人」が見えておらず、
そのような状態のままで作っても
社長と社員の間に溝ができるだけだからだ。
どれだけ時間をかけて作っても
使われなかったり、
気づいたら放置されたままで
一度も更新されていない…
という状態になるだろう。
これでは、作った時間が無駄になる。
また、マニュアルを作成することで
「マニュアルがないとできないと
思われている」
と社員たちが思えば、
彼らの意欲を下げてしまう要因になる。
それと同時に、
「自分たちは信用されていない」
とも感じるので、
やはり思ったような動きを
してもらいにくくなる。
さらには、
社員を信頼していない状況で
作成されるマニュアルは、
管理型の形式になりがちで
自発的な人材を育成することが
困難になる。
このように、
マニュアルはあると便利な反面、
作成する時には注意が必要だ。
特に、小さなチームの場合は
マニュアルを作成しようと思った時に、
そこにいる人をじっくり見ることが
大切になる。
本当にこのチームに
マニュアルが必要なのか?
マニュアルがないと
本当に機能しないのか?
ということを、
じっくりと考えてほしい。
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優れたマニュアルは
社員の能力に依存しなくても
全員が優れたサービスを提供することができる。
しかし、そこにいる人に焦点を当てずに
社長の思惑だけで作成してしまうと
思ったような効果を得られにくい。
マニュアルは便利な反面、
間違った理由で作成すると
チームのやる気を削いでしまうことを
忘れてはいけない。
もしあなたが
マニュアルを作成しようと思った時には
今日、お話したことを思い出してほしい。
その上で、
そこにいる人に焦点を当てた
マニュアルを作ることができれば、
必ず大きな効果を発揮するだろう。
PS
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