池本克之です。
「何のために
自分たちは働いているのか?」
あなたは、
社員からこのような質問をされたら
すぐに答えられるだろうか?
何のために働いているのか?
これは、個人のモチベーションを
維持するためにも、
チームの一体感を高めるためにも
重要なものである。
そして、その答えというのは
目的であり、ビジョンや理念と
呼ばれるものだ。
これらを
働く人が明確に理解していないと
ただ働く、給料を貰うために働く、
という思考になりやすい。
また、さらに良くないのは、
社員が楽しさや目的、可能性を
感じるから辞めないのではなく、
ただ惰性で勤めているだけになることだ。
社員が辞めないことが
重要なのではない。
正しい理由で
あなたの会社にとどまっていることが
重要なのだ。
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では逆に、
働く目的を理解していると
どうなるだろう?
もしかしたら、
仕事自体は楽しくないかもしれない。
しかし、その人にとって重要なのは
そこではない。
重要なのは、
仕事がもたらす結果である。
その結果に価値があるからこそ
仕事をする動機になるのだ。
そして、それが
その会社で働く動機にもなる。
例えば、アップルの目的は
顧客を刺激し、触発するような製品を
作ることだ。
社員はその目的に惹かれ、
また、その目的を信頼している。
だからこそ、
従業員に厳しく当たり、
要求が多かったにも関わらず、
ジョブスへの忠誠心は
どこの会社よりも高かった。
例えば、看護師なら、
患者の苦しみを癒すという目的が
仕事に励む動機になっているだろう。
例えば、減量を試みる人は、
健康的な食事を
作ったり食べたりするのが
楽しいわけではなく、
健康体になるという目的があるので
ダイエットに励む。
仕事もプライベートも
得られる結果を理解しているからこそ、
それまでの過程は
楽しくなかったとしても
乗り越えることができるのだ。
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さて、あなたは、社員の
「何のために自分たちは
働いているのか?」
という質問に
明確に答えられるだろうか?
目的やビジョン、理念は、
働くメンバーのモチベーションに
大きく影響する。
そしてそれは、今いる社員が
あなたの会社に正しい理由でとどまる
きっかけにもなる。
もし、すぐに答えられないというのなら
一度立ち止まって
じっくり考えてみてはどうだろうか。
この問いに答えられた時、
今いるメンバーの
仕事に対する姿勢は変わり、
それまでよりはるかに
熱心に働くようになるだろう。
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