メルマガバックナンバー

2019年2019/11/15

それは私の担当ではありません

池本克之です。


私は、かつて通販会社の社長をしていた。


今でも覚えているのが、
大きな特注のホワイトボードを
買ってきて、

自社のビジネスモデルを
全部フローチャートにして
書いていたことだ。


どうしてそんなことをしたのか?


それは、会社にいる全員が
自社の構造を理解する必要があると
考えたからだ。


・・・・・・・・・・・・・・


例えば、何か問題が起きた時。


会社で働く人は
それぞれ何かしらの担当を持って
仕事をしているので、


ついつい
「それは私の担当ではありません」

「自分の担当部署じゃないので
よくわかりません」

という発想になりがちだ。


「そりゃそうだよな」
と思うのは簡単だが、
これでは組織としてあまりよくない。


なぜなら、自分以外の人の仕事を
「他人事」として見ているからだ。


こうなると、
お互いに協力しようという意識が
低くなってしまう。


その結果、組織のチームワークは乱れ、
思ったような成果を出せなくなる。


・・・・・・・・・・・・・・


そこで、フローチャートを使って
以下のことを理解してもらう必要があった。

それは、


・会社の中での仕事は
みんな繋がっているということ。


・それを効率化のために、
たまたまあるパーツを担当している
ということ。


・問題が起きた時に
自分のパートじゃないからと言って
関係ないということではない。

やがて自分のパートにも
影響があるのだということ。



そして、そのためには、
ビジネスモデルをフローチャートにする
という方法が非常に有効だったのだ。



さらに、私はそれ以外にも
経営に関わるあらゆる情報を
書いていった。


市場であれば、
どういう市場で戦っているのか?


そこにはどんなライバルがいるのか?


そのライバルたちが
得意にしていることは何なのか?


それに対抗するために
うちの会社が強化しているものは
何なのか?


というような情報も
すべて表現していった。


つまり、
「見える化」していったのだ。


また、売り上げを作るための
数値の計測。


これはKPIと言ったりするが、
そういった重要な指標もすべて書いた。


すると、
大きなホワイトボードを見れば
誰もが自社のことを理解できるという
状態になった。


・・・・・・・・・・・・・・


当時は会社が急成長していたので、
いつまでも私が細かく社員たちに
指示を出し続けるのは限界があった。


自分がやらなければならない仕事や
社長の私にしかできない仕事もあるので
そちらに目を向ける必要があったからだ。


そこでフローチャートを活用し、
私がいなくても
誰でも判断できるという環境を
作っていったわけだ。



自社のビジネスモデルを
見える化したことで、

間違っていること、
おかしなことがあれば
すぐにわかるようになった。


それだけではない。


今まで見えていなかったこと、
大事だけど気付けていなかったことに
気付いたことで、
会社がさらに成長するきっかけになった。



このようなことは私だけではなく、
ビジネスモデルを見直したことで
ますます成長のスピードが速くなり、

成功の階段を上り始めたという会社は
数多くある。


・・・・・・・・・・・・・・


さて、あなたの会社のビジネスモデルは
どのような構造になっているだろうか?


そして、その構造を
社員は理解しているだろうか?


同じ組織にいる人たちが
お互いに協力し合えるように、
ビジネスモデルを見える化することは
あなたの会社がさらに成長することへ繋がる。


ぜひ、積極的に取り組んでみてほしい。



PS
忙しい社長が効率よく勉強するには
何が必要か?


それは、ここで知れる。

https://pajaposs.com/lp/study-skills/

自律成長型組織に変える方法 メルマガ登録

池本克之とは

Contact

お電話かフォームにて
お気軽にお問い合わせ下さい。
皆さまからのお問い合わせ、お待ちしております。

お電話でのお問い合わせ

00-000-0000

お電話受付時間:10:00~17:00

メールでのお問い合わせ

お問い合わせ

TOP > News一覧 > News

pagetop