池本克之です。
その日は、久しぶりの20kmランだったんだけど、
普段と変わらないタイムで走りきることができた。
ランニングの途中で渡った、多摩川がとても美しくて驚いた!
風が吹き抜けて、橋上はさらに体感温度が低いのだが
空気も水面も澄んでいてとてもキレイだった。
その道中で、靴紐を直している間に、
ある年配のランナーに抜かれた。
20メートルほど離されたので、すぐに追い付いて、
そのランナーの後ろについた。
どう見ても、
僕より10歳以上は年上のランナーに見えたので
軽く抜かせるだろうと考えていた・・・
しかし、、、
「アレ、この人速い・・・」
僕は、
そのランナーと200メートルほど追走したんだけど、
よく見れば走り込んでいる足をしている。
「抜かなくてよかった、絶対また抜き返されるわ・・・」
人は見かけによらないものだ。
もちろん、このランナーも見かけによらない。
大会でも、
おじさん(僕より)ランナーや女性ランナーにも
抜かれることだってある。
ここで、発想の転換。
このランナーの走り方を、後ろから研究することにした。
このあと、
約5、6kmほど後ろからついていったのだが、
ついに特徴がわかった。
それは、
早く走る人にはブレがないということ。
ペースも、
腕の振りも、呼吸も一定している。
そして余計な動きが一切ないのだ。
僕はというと、、、帽子を直したり、
脇見をしたりしていた。。。
しかし、
そのランナーは上り坂でもカーブでも全然変わらない。
「参った!」
最後は50メートルほど引き離されたところで、
彼は僕とは違う道に進んでいってしまった。
これって、ランニングじゃなくても同じことだよね。
普遍は強い。
ビジネスでも、
10年先まで勝ち残っていくという視点で言うと、
経営者にとって一番大事なのは、変化すること。
もちろん、継続することも大事なんだけど、
未来のことは誰にもわからないから、
わかった時点でそれに合わせて変えないといけない。
しかし、
時代の移り変わりとともに、
ダメになっていく組織や人を見ていると、
過去にやっていたやり方にしがみついている傾向がある。
そのため、新しいことを学ぼうとせず、
ますます自分の引き出しが少なくなってしまう。
ばっさり過去を忘れて、
今がどうなっているのかを理解して、
少し先を予測して、
自らが変わることを恐れないことが大切だ。
ただし、過去を忘れると言っても、
それはやり方や考え方についての話であって、
大切にしている価値観を
簡単に諦めるという意味ではない。
変化することも大事だが、
例えば、
お客さんへの継続的なアフターフォローというのも重要なこと。
そうした小さな積み重ねが、
10年、20年、50年、100年・・・と、
続く会社をつくっていくのだと思う。
お客様を大切にするというのは、
ビジネスにとって普遍だ。
しかし、お客様もある面では常に
変わっていく、企業はその変化に
合わせていかなければならない。
マーケティングだけでなく
経営の態勢も含めて変化する必要が
ある。
あなたもこの機会にダメだとわかっていても、
実はまだ、過去のしがらみにしがみついていないか、
もう一度考えてみてはどうだろう?
PS
今月は6回、東京と関西の間を往復している。ほぼ4分の1は関西だな。
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