池本克之です。
朝、会社に着いてエレベーターで
オフィスのあるフロアに向かう。
他に誰も乗っていないエレベーターに乗り込み、
行き先階のボタンを押す。
「ドアが閉まった…」と思ったら、開いた。
通勤時間なので仕方ないことだが、
誰かがドアが閉まる寸前にエレベーターを呼んで
ボタンを押したのだろう。
エレベーターの外にいた人が、
開いたドアから慌てたように滑り込んできた。
ここまではよし。
急いでいるのはお互い様。
そんな小さなことでは、僕の感情は動かない。
むしろ、駆け込んでくるのに気がつけば、
僕の方が閉まりかけたドアを開けたはずだ。
でも、その後が肝心。
何も言わないのは良くないよね。
「すみません」とか「失礼します」とか、
そんなんでいいんだよ。
何か一言、言ったら全然違ったかもしれない。
別に悪気はないわけで、そのこと自体は仕方がないけど、
この一言があるかないかで人間性が出でしまうのだ。
仮に、
どんなにカッコイイ服で決めていたとしても
台無しになってしまう。
慌てていると、
どうしても自分のことばかり考えて、
周りが見えないということもある。
だが、
いくら慌てていても
周りに気を遣える人がいるのも事実。
仕事上でも同じで、
社長が「自分だけがやればいい」というのは、
実は愚かな発想だ。
以前の僕も
「自分がやればいい」と考えていたので、
当時の僕はチームをまとめるという意識に欠けていた。
というより、そんな意識すらなかったのだ。
成果を出すことを最優先していたので、
部下の気持ちなんて考えたこともない上司だった。
本来は、
リーダーならチームをまとめなければいけないもの。
しかし
「自分がリーダーなんだからまとまってくれ」と
言っても、いきなりメンバーがまとまり、
全ての人が熱心に仕事をしてくれるわけではない。
「どのような方法でチームをまとめるのか」が
リーダーの腕の見せ所だが、
当時は、僕が部下に期待をしてなかったのだ。
僕は
「みんながやらないのなら、自分でやろう」と
考えていた。
しかし、
自分だけが動いても、
いつかは自分だけでは回せない時がくる。
チームのリーダーは、
今一緒に働いているメンバーの気持ちを
きちんと理解しないといけないのだ。
PS
会社も自分1人ではやっていけない。
1人でやっていても、いずれ限界はくるだろう…
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