いまどき部下を育成するコツ
池本克之です。
あなたは、部下が結果を出した時
すぐに褒めているだろうか?
従来のマネジメント本でも
部下を褒めることが大事だと
繰り返し説明されている。
それについては、
私もその通りだと考えている。
反対に、結果を出しても
褒められない、
何も反応がないとなると、
自分のことに興味がない、
どうでもいいと思われている、
と思うようになり
上司への信頼は薄くなっていく。
さらに、仕事へのモチベーションを
維持するのも難しくなるだろう。
事実、日ごろから態度の悪い生徒が
たまに良い態度を見せた時、
教師がそれに気づかなければ、
その生徒はまた元の態度に戻ってしまう
そうだ。
それぐらい、人間は
変化に気づいてほしいと思っているし、
その変化に対して
相手から褒められたり、
認められることを期待している。
ただし、
ここで気をつけてほしいのは、
いまどき部下の場合は、
従来よりも「早く褒める」ことが
必要だということである。
その理由の1つは、
自分がやった仕事で
何が評価されたのかを
わかりやすくするためだ。
最近の若者は、
SNSで「いいね!」と
すぐに反応が返ってくることに
慣れている。
相手の反応がすぐに返ってこないと
不安になるのだ。
なので、部下がいい結果を出したら
その場で、すぐに褒めること。
一週間後のミーティングで、
「先週のクライアントへの対応
よかったよ」と褒めても、
時間が経ちすぎてピンとこないだろう。
ただし、大げさに
素晴らしい!と褒め称えるのではなく、
さりげなく、しかし、具体的に
「今の電話の対応はここが良かった」
「資料のここがよくできていた」
と褒めるのがコツだ。
どんな人も
褒められると素直に嬉しいし、
また頑張ろうという気持ちになれる。
それに、自分は認められているとも
感じられるし、
きちんと自分のことを
見てくれているんだ、
と感じることもできる。
このような経験が積み重なって
いくことで、
お互いの信頼関係は強くなっていくのだ。
あなたは、部下が結果を出した時に
その場ですぐに褒めているだろうか?
目まぐるしく変化する
ビジネス環境の中で、
いまの若者たちが
仕事に対するモチベーションを
失わないようにするために、
お互い意識していきたいものだ。
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