会社のDNA

池本克之です。


通販会社の社長をしていた時、
ある衝撃的な出来事があった。



当時は、
あまりにも仕事が多すぎて
一人では手が回らないという状況だった。


そこで、社員に
「ちょっと手伝ってくれないか?」
と頼んだ。


すると、露骨に嫌な顔をされ、

「その仕事はわからないので
ちょっとできないです」

「自分の仕事で一杯一杯です」

と言われたのだ。


私はこの時、

「このままでは、この先もずっと一人で
走り続けなきゃいけないんじゃないか…」

と悟った。


・・・・・・・・・・・・・・・・・


中小企業の社長なら、
当時の私と同じように

「自分だけが走り続けている…」

という感覚を持ったことがある人は
多いのではないか。


だが、
いつまでも社長が一人で仕事を抱え、
何でも判断し、考え、実行していれば
いずれ体がもたなくなってしまう。


文字通り、
「社長が倒れたら終わり」
になる。


組織で仕事をしているはずなのに、
その組織がまったく機能していないのだ。


・・・・・・・・・・・・・・・・・


大きな危機感と焦りを感じた私は、
組織の体質を変えるために
あることに着手した。


それが、「価値観の共有」である。


誰の価値観かというと、
社長である私の価値観、

これを、組織にいる全員に共有したのだ。


例えば、

・創業の想い
・行動指針
・教育方法
・仕事のやり方
・経営判断の基準
・教育方法


などなど、これらに対して
私の価値観を明文化し、
事細かに社員へ共有していった。


その結果どうなったか?


結論から言うと、
売上は右肩上がりに伸び始め、
会社を上場まで導くことができた。


どうして価値観を共有したことで
ここまで成長できたのか?


それは、
今まで見えていなかった社長の価値観が
文章化したことで
目に見えるようになったからだ。


それにより、
社員たちはどんな行動を取るのが
正しいのかわかるようになったので、
自分から積極的に動くようになった。


いちいち私が指示を出さなくても、
私のイメージ通りに部下が動いていって
くれるようになったのだ。


・・・・・・・・・・・・・・・・・


結果を出す企業を見ていると、
そこには共通点があることに気づく。


それは、
「会社のDNAが
組織全体に浸透している」
ということだ。


会社のDNAというのは、
もちろん社長の価値観である。


だからこそ、そこで働く人は
社長の価値観を現場で体現する。


そして、常に正しい行動を取れることで
高業績を生む組織になれるのだ。


・・・・・・・・・・・・・・・・・


少しだけ立ち止まって
考えてみてほしい。


あなたの会社の社員は、
あなたの価値観を理解して
働いてくれているだろうか?


「自分だけが走り続けている…」
という状況になってはいないだろうか?


上司と部下たちが
同じ価値観を共有して動く、
いわゆる一枚岩の組織こそ、
最強であることは言うまでもない。


ぜひ、そんな組織を目指してほしい。


PS
あなたの価値観を明確にし、
会社のDNAとして根付かせたいのなら
これがその第一歩になる。

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不確実な時代に勝ち残る企業の秘密

池本克之です。


発展を遂げる企業には決まって、


自社のスタッフが
絶対に守るべき規律を示した
ルールブックが存在する。


そして、これは、
単なる就業規則などではない。


そこには、
創業者が大事にしている「価値観」が
書かれてある。



例えば、
クレドやグリーンエプロンブック。


これらはすべて、
大企業が独自に作成した
ルールブックの名称だ。


クレドは、名門ホテル、
リッツ・カールトンのもの。


グリーンエプロンブックは、
世界規模で展開する
シアトル発のコーヒーチェーン、
スターバックスのものである。


スターバックスは、
なかなか人材が定着しないと言われる
外食産業で、
今でも順調に拡大を続けている。


また、各種の調査において、
常に人気アルバイト先企業1位の座を
獲得し続けている。


これは、
決して単なる企業イメージだけで
もたらされているわけではない。


働く人が「創業者の価値観」を理解し、
いきいきと長い期間働いている様子を
顧客として見ているからこそ、

働く場所としてのブランドも
確立されているのだ。



その他にも、

時価総額16兆円、
世界190カ国で展開するNetflix社。


もともとは、
DVD郵送レンタル会社として
始まったが、
今では破竹の勢いで成長している。


一体どうして、
ここまで成長することができたのか?


それは、Netflixの社風である
「自由と責任」が浸透しているからだ。


Netflixには、
企業文化や社員の行動規範を定めた
カルチャーガイドがある。


そして、文化が浸透するために、
率先して経営陣が全員に繰り返し
伝えている。


だからこそ、Netflixで働く人は、
自分のキャリアを
自分でコントロールしていると感じ、
リスクをとってでも挑戦する。


たとえ失敗しても立ち直り、
大きな責任を引き受ける
自信にあふれている。


まさに、自由と責任の文化が
根付いているからだと言えるだろう。


・・・・・・・・・・・・・・・・


いくら採用の段階で
自社の企業文化に合った人材を
採ったとしても、
放っておいては人は育たない。


もちろん、
働き始めたばかりの頃は
理想に燃えているかもしれない。


しかし、
日々の雑務に追われるうちに
目的を見失ったり、
仕事が雑になったりする人もいる。


人は簡単に流されてしまうし、
しかも、悪い方向に変わるほうが
たやすいのだ。


だからこそ、
会社で働く上で重要な
ミッション・ビジョン・バリュー。


そして、会社が大切にしている価値観、

つまり社長の価値観を繰り返し
社員に伝えることで、
判断軸がブレないようにしなければ
いけない。


そのために必要なのが、
社長の価値観を明確に示している
ルールブックなのだ。


・・・・・・・・・・・・・・・・


発展を遂げている企業には決まって、
創業者の価値観を明確に示した
ルールブックがある。


そして、それを働く全員が理解し、
現場で体現するからこそ、

どんなに環境が変わったとしても
業界ナンバー1の座を
獲得し続けているのだ。



さて、あなたの会社には、
あなたの価値観を明確に示した
ルールブックがあるだろうか?


従業員が日々の仕事の中で、
あなたの価値観を体現してくれている
だろうか?



これから先、
どんなに環境が変わったとしても、
会社の根本である価値観を共有している
組織ほど、強い組織はない。


そして、そんな組織こそが
不確実な時代でも生き残っていくのだ。



PS
あなたの価値観を体現する組織を創り、
飛躍的な成長を手に入れたいのなら、
これが必要だ。

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あなたはどっちですか?

池本克之です。


突然だが、質問を1つ。



打ち合わせの時間に
数分だけ遅れそうな時、
あなたならどうするだろうか?


1:真っ先に先方に連絡して
その旨を伝える


2:連絡する時間があったら、
その分、一秒でも早く着くようにする


どちらを選ぶだろう?



この質問には「正解」がない。


先方の時間を奪わないように
連絡しておく、というのも大切だし、


相手を待たせるのは悪いから
一刻も早く到着を目指す、
というのも間違ってはいないだろう。


実際、この質問を何人かにしてみると、
人によって答えが違うはずだ。


1と答えた人は、
「ビジネスは時間厳守が鉄則」
という価値観の持ち主。


時間に対して
シビアな感覚を持っている人だといえる。


一方で、2と答えた人は、
「ビジネスは人間関係が大切」
という価値観を持っている人。


相手との関係を大事にしている人だ。


さて、あなたは
どっちだっただろうか?


もちろん、人によって答えは違うので
どちらが正解、というのはない。


だが仮に、同じ質問を
あなたの会社の社員にした場合、
どちらだと答えるだろうか?


もしかしたら、
あなたとは反対の回答をする人も
いるかもしれない。


そうなった場合、
あなたは怒るか、呆れるか、
どちらにしても
ストレスを抱えるようになるだろう。


・・・・・・・・・・・・・・・・


チームで仕事をしていく上で
大事なことは何だろう?


それは、


「チームの間でいかに
価値観が一致しているかどうか」


これが非常に重要になってくる。


なぜなら、先ほども話したように、

社長の価値観と社員の価値観が
ズレていれば、
それだけで無駄なストレスが
増えるからだ。


仕事のスピードが遅くなったり、
ミスをする原因になったり。


最悪の場合、
取引先やお客様の信用を
失うこともある。


・・・・・・・・・・・・・・・・


では、そんな事態を免れるには
どうすればいいのか?


それには、
社長の価値観と社員の価値観を
近づける必要がある。


そして、まずしなければいけないことは
あなた自身の価値観を明確にすることだ。


あなたの会社で働く上で、
「これだけは守ってほしい」
というようなことがあるだろう。


例えば、会社の理念だったり、
商品作りの方針であったり、
お客さま対応の基本であったり。


他にも、
通常業務の取り組み方だったり
色々あるはずだ。


あなたの会社で
「良しとされる行動」には
何があるのか?


「これだけはしてほしくない」
という行動には何があるのか?


まずはこれらに対する
あなたの価値観を書き出し、
明確にしなければならない。


・・・・・・・・・・・・・・・・


チームで仕事をしていく上で
大事なことは、


「チームの間でいかに
価値観が一致しているかどうか」。


これができれば、
無駄なストレスはなくなる。


そして、結果的に
組織の生産性は上がり、
高業績を生み出す組織になれる。



ぜひ、その第一歩として、
あなたの価値観を書き出すところから
始めてみてほしい。



PS
社長の価値観を明確にして、
高業績を生む組織になりたいのなら、
これが必要だ。

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文化なき企業は並の業績しか上げられない

池本克之です。


ある調査によると、


調査対象となったグローバル企業の
上級幹部1,200人のうち91%が、

「企業文化は戦略と同じくらい
重要である」


という意見に、
賛成だと答えた。



また、別の調査によると、


企業幹部の81%が、

「文化なき企業は
並の業績しか上げられない」

という意見に同意したという。



今は、経営戦略の一部とも
考えられている企業文化。


その背景には、
これまで当たり前とされてきた常識が
次々と崩れている、
というのがある。


そんな不確実な時代だからこそ、
外部から見えない企業文化や社風こそが
企業の最大の強みとなる。



では、そんな社風だが、
一体どうすれば創ることが
できるのだろうか?


しかも、優れた社風を創るためには
何が必要になるのだろう?


それには、
3つのステージで分類されると
考えている。



1:社長であるあなたの価値観を
明確化する

2:価値観を社員全員に共有する

3:繰り返し伝え続け浸透させる



まず最初にしなければいけないことは、
あなたの価値観を明確にすることだ。


どうして価値観なのかというと、

中小企業の場合、多くは
社長の価値観がそのまま企業文化に
なるからだ。


そして、これが社風となっていく。


なので、まずは
あなたの価値観を明確にする
必要がある。


例えば、
あなたが従業員に求める行動の仕方や
判断の仕方、仕事をする上での考え方など。


それ以外にも、
この会社で働くなら
こんなことを守ってほしい、
というのもあるだろう。


また、それとは反対に、

これだけはしてほしくない、
というようなこともあるのではないか。


これらはすべてあなたの価値観であり、
これがそのままあなたの会社の企業文化
そして、社風になっていく。


・・・・・・・・・・・・・・・・・


そもそも、
企業文化や社風というのは
目には見えないものだ。


なので、従業員は
社長が言った通りの行動を
取れなかったり、
間違った行動を取る原因になってしまう。


しかし、
あなたの価値観を明確にし、
文章として目に見える形にすることで、
従業員は正しい行動が取れるようになる。


そして、
正しい行動が取れるようになると、
高業績を生みやすい組織になれる。


・・・・・・・・・・・・・・・・・


さて、あなたの会社の社風は、
あなたの価値観が明確化した社風に
なっているだろうか?


従業員が日々の仕事の中で、
あなたの価値観を体現してくれている
だろうか?


もし、その答えがNO。

または、自信を持って
YESと言えないのであれば、

今からでもあなたの価値観を明確にして
従業員と共有するべきだ。


その第一歩として、

まずはあなた自身の価値観を
書き出してみてほしい。



不確実な時代だからこそ、
外部から見えない企業文化や社風こそが
企業の最大の強みとなるのだから。



PS
高業績を導く
「最高の社風」を創りたいのなら、
これがオススメだ。

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生存競争、勝利の秘訣

池本克之です。


ビジネスにおいて、
市場を独占できれば
楽なビジネス展開ができる。


しかし、ビジネスには
競合他社がいるのが常だ。


しかも、競合には2種類あって
直接的な競合と間接的な競合がいる。


直接的な競合は、
まさに自社が扱っている
同じような商品を売っている
がちんこライバル。


一方、間接的競合は、
価値提供の部分で
ライバルの関係になる企業である。


つまり、

商品を買っていただくことで
相手にどんな価値を提供しているのか?


その価値提供の部分で
ライバルの関係になるところが
間接的競合となる。



例えば、
ラーメン屋の直接的競合は
他のラーメン屋だ。


だが、ラーメンといっても、
広いジャンルで捉えれば食事である。


つまり、飲食店。


ということは、
ラーメン以外の飲食店は
間接的なライバルだと言える。



他にも、よく例に出す
コーヒーチェーン。


スターバックスの直接的競合は、
コーヒーを扱っている
他のコーヒーチェーンだ。


例えば、タリーズコーヒーや
ドトールコーヒー。


他にも、
コーヒーを提供しているような
ファミレス、マクドナルド、
コンビニもそうだろう。


コンビニなんて
100円でコーヒーが飲めてしまう。


だが、スターバックスのコーヒーは
300円、400円する。


まさに競合だ。

値段だけ見ると負けそうじゃないか。


でも負けないのが
スターバックスである。


どうしてかと言うと、
間接的競合ではないからだ。


スターバックスは
確かにコーヒーという商品を
売ってはいるが、
彼らの価値提供はそこではない。


スターバックスの価値提供は
快適な空間。


これが、ファミレスやコンビニと
大きく違うところになる。


・・・・・・・・・・・・・・・


では、競合に勝つためには
何が必要だろうか?


それは、競合と明らかに違う
自分の特徴を打ち出すことだ。


すなわち差別化を図ることと
同義であり、
これは、生存競争に勝つために
なくてはならない重要な戦略である。


しかし、差別化は
単にライバルと正反対の特徴を
打ち出せればいいというわけではない。


経験に対して若さ、
商品力に対して価格力を持つ、
というだけではなく、

自分の強さをよく把握できていることが
必要になってくる。


つまり、相手に合わせた
対抗策であることに加え、

自分自身の強い部分を活かした
武器があれば、
先手を打って戦うことができるに
違いない。


・・・・・・・・・・・・・・・


さて、あなたの会社には
競合が絶対に真似できない
強みがあるだろうか?


そして、それは具体的には何だろう?


ビジネスには
競合他社がいるのが常。


しかし、
自社の強みをしっかりと把握し、
お客様に正しく伝えることができれば、

あなたの会社は
長期的な繁栄を続けることが
できるだろう。


PS
競合が絶対に真似できない
優位性を見つけ、
ライバルに圧倒的な差をつけたいのなら
これがお役に立てる。

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企業の成長を左右するマーケットの選択

池本克之です。


商売をしていく上で、
「マーケットの選択」は
最も大事な経営判断の1つと
言っていい。


なぜなら、ここを間違えると
売れるものも売れなくなってしまうからだ。


そして、その選択基準は、
飽和産業でニッチ(すき間)を探すか、

新しい業態を作るしかないと
考えている。


・・・・・・・・・・・・・・・・


例えば、化粧品を扱うとしよう。


どんな化粧品が売れるか、
頭だけで考えていても
らちがあかない。


まずは、いま売れている他社の商品、
定番品をすべて買い揃え、
研究すること。


それにより、
お客様がなぜ、その商品を選ぶのかを
学ぶことができる。


ネーミング、値段、
キャッチフレーズなど、
できるだけ多くの項目を表にして
比較してみる。


そうすると、
何か見えてくるものがある。


例えば、

「よく売れている化粧品には、
美白を謳った商品が多い」

「美白商品は、
3,000円以下のものが1つもない」

など、色々わかってくる。


そこで、
980円の低価格美白化粧品を
作ってみよう、というように、
商品のアイディアが浮かんでくる。


ニッチを狙う際の大事な考え方は、

ちゃんと市場がある商品の中で
ニッチを見つけていくこと。

新しい切り口を見つけていくことだ。



そもそも、市場のない商品を
開発しようとすると、
ヘンテコ発明品になってしまう。


例えば、
傘を手に持たなくていいように
帽子に傘をつけた発明品があるとする。


確かにユニークではある。


だが、これを欲しがる人は
そうそういないだろう。


・・・・・・・・・・・・・・・・


どんなにすごい商品、
素晴らしいと思う商品を開発しても、
それを欲しがる人がいなければ
売れない。


いくら多くの時間とお金を
かけたとしても、
マーケットの選択が間違っていれば
売れないのだ。


もちろん、
商品自体が良いものであることは
大前提。


しかし、単に良い商品を作るだけでは、
ビジネスとして成功する可能性は
低いということになる。


何らかの課題をもっている人たち
(マーケット)が求めているものを
正しく見極め、

その課題を解決する商品を
提供することが大事なのだ。


・・・・・・・・・・・・・・・・


さて、あなたが提供している
サービスや商品は
マーケットの選択を間違っては
いないだろうか?


商売をしていく上で、
「マーケットの選択」は
最も大事な経営判断の1つ。


それを見極める力があれば、

今後、時代が変わったとしても
あなたのビジネスは
成長し続けることができるだろう。



PS
現在、キャンペーン中である
「経営戦略の教科書」の
動画の一部を限定公開している。

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ここでは、
「戦うべき市場を決めるときの
3つの視点」
というテーマで話している。


ぜひ、期間中にご覧頂きたい。

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不確実な時代に勝ち残る企業

池本克之です。


これまで当たり前とされてきた常識が
次々と崩れていく中、
10年先も勝ち残っていくためには
何が必要だろうか?



それは、

「変化すること」である。


未来のことは誰にもわからないのだから
わかった時点でそれに合わせて
変えていかないといけない。


しかし、時代の移り変わりとともに
ダメになっていく組織や人を見ていると

過去にやっていたやり方に
しがみつく傾向がある。


そのため、新しいことを学ばず
ますます自分の引き出しが少なくなる。


10年先も勝ち残っていきたいのなら、
ばっさり過去を忘れて
今がどうなっているのかを理解する。


そして、少し先を予測し、
自ら変わることを恐れないのが
重要だ。


・・・・・・・・・・・・・・・・


私のもとには、日々、
色々な相談がくる。


中には、売上が上がらないという
相談もある。


そんなとき私は、

「過去の顧客リストは
どうなっていますか?」

と尋ねる。


すると、
意外とそのマーケットへの働きかけが
できていないケースが多い。


これは、非常に勿体ない。


なぜなら、
そこから売上が上がる可能性が
あるからだ。


過去にお客様の抱える課題を解決し、
ご満足いただいた経緯があるのなら、

再度、そのお客様に対して
販売していくだけで
売上の積み増しが作れるようになる。


連絡先も買った商品も
すでにわかっているのだから、
最も簡単な方法だ。


実際、過去の顧客リストに
アプローチしたことで売上が上がった
という事例は多くある。



ここで、
私がアドバイスしたような方法を取れば
今までとは違った結果が生まれるだろう。


しかし、

「いやいや、
過去のお客さんにアプローチしても
無駄ですよ」


などと言い、何もしなければ
状況は変わらない。


・・・・・・・・・・・・・・・・


多くの人は、
現状を変えるのが嫌で
過去にやっていたやり方にしがみつく。


だが、今の状況が
思ったような状況ではないのなら、
やり方を変えるしかない。


もう、過去に築き上げられた常識なんて
通用しない時代だ。


いつまでも過去にしがみついていれば
自然淘汰されるのは間違いないだろう。



10年先も勝ち残っていきたいのなら、
変化するのを恐れないこと。


この姿勢こそが、
長く経営を続ける秘訣になるだろう。



PS
10年先も勝ち残っていくためには、
それを実現する経営戦略が欠かせない。


世の中には色々な経営戦略があるが、
私がおすすめする経営戦略はこれだ。

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戦略的フォーカス

池本克之です。


経営資源。


これは、経営をしていく上で
とても重要なものだ。


そして、さらに重要なこと。


それは、
その経営資源を何に集中しているか?
ということである。


どんな企業であっても
経営資源は無限ではなく有限。


大企業でも無限にあるわけではない。



だからこそ、
何に集中するのかを決め、

何をやめるのかを決めるというのは、
今後の会社の成長に大きく関わってくる。


・・・・・・・・・・・・・・・・


世の中には、商売が上手で、
同時に複数の商売をやっても
うまくできる人がたまにいる。


しかし、その成果は
どれもそこそこのように感じる。


例えば、4つの事業をして、
それに必要な人材を集めて
別会社を作るぐらいなら、

最初からどれか1つに
集中したほうがいい。


なぜなら、
その方が4倍以上のパワーが
出るからだ。


仮にバラバラであっても、
最終的には全部集約される
見通しがあればまだいいが、
そうではないケースもよく見かける。


・・・・・・・・・・・・・・・・


以前、私がある企業の経営に
参加した時のこと。


社長に
「何にフォーカスしますか?」
と訊くと、


「通販がやりたい」
という答えが返ってきた。


だが、そう言う割には、
通販ではないことを色々やっていた。


なので、私はそのことを率直に伝えた。


最終的には、通販の他は全部やめて、
一番やりたいと思っていることに
集中したのだ。


さて、その結果どうなっただろう?


この企業の社長は、
通信販売で商品を売ることによって、
業界で最も有名なブランドになることを
実現した。


それから半年後ぐらいには、
月商が2倍を超え、
さらに半年後には5倍。


そして、約3年後には
40倍になった。


もし、あの時、
経営資源を通販に集中していなければ
このような結果は得られなかっただろう。


・・・・・・・・・・・・・・・・


多くの経営者は、
色々なアイディアを思いつくので
ついついあれもこれも手を伸ばしたくなる。


しかし、経営資源は有限だ。


だからこそ、
集中すべきことに集中し、

時にはやらないことを決める勇気も
必要なのだ。



さて、あなたは
自社の貴重な経営資源を
何に集中しているだろうか?


経営資源は、無限ではなく有限。


その貴重な経営資源を何に集中するかで
これからの会社の成長は変わってくる。


もしあなたが、
事業がなかなか伸びないことに
悩んでいるのなら、

戦略的なフォーカスをすることが
事業を伸ばす起爆剤になるかもしれない。


PS
世の中には様々な経営戦略がある。


しかし、それを
うまく使いこせている社長は少数だ。


もしあなたが、
経営戦略をうまく使いこなして
大きな成果を手に入れたいのなら、
これがお役に立てる。

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それは私の担当ではありません

池本克之です。


私は、かつて通販会社の社長をしていた。


今でも覚えているのが、
大きな特注のホワイトボードを
買ってきて、

自社のビジネスモデルを
全部フローチャートにして
書いていたことだ。


どうしてそんなことをしたのか?


それは、会社にいる全員が
自社の構造を理解する必要があると
考えたからだ。


・・・・・・・・・・・・・・


例えば、何か問題が起きた時。


会社で働く人は
それぞれ何かしらの担当を持って
仕事をしているので、


ついつい
「それは私の担当ではありません」

「自分の担当部署じゃないので
よくわかりません」

という発想になりがちだ。


「そりゃそうだよな」
と思うのは簡単だが、
これでは組織としてあまりよくない。


なぜなら、自分以外の人の仕事を
「他人事」として見ているからだ。


こうなると、
お互いに協力しようという意識が
低くなってしまう。


その結果、組織のチームワークは乱れ、
思ったような成果を出せなくなる。


・・・・・・・・・・・・・・


そこで、フローチャートを使って
以下のことを理解してもらう必要があった。

それは、


・会社の中での仕事は
みんな繋がっているということ。


・それを効率化のために、
たまたまあるパーツを担当している
ということ。


・問題が起きた時に
自分のパートじゃないからと言って
関係ないということではない。

やがて自分のパートにも
影響があるのだということ。



そして、そのためには、
ビジネスモデルをフローチャートにする
という方法が非常に有効だったのだ。



さらに、私はそれ以外にも
経営に関わるあらゆる情報を
書いていった。


市場であれば、
どういう市場で戦っているのか?


そこにはどんなライバルがいるのか?


そのライバルたちが
得意にしていることは何なのか?


それに対抗するために
うちの会社が強化しているものは
何なのか?


というような情報も
すべて表現していった。


つまり、
「見える化」していったのだ。


また、売り上げを作るための
数値の計測。


これはKPIと言ったりするが、
そういった重要な指標もすべて書いた。


すると、
大きなホワイトボードを見れば
誰もが自社のことを理解できるという
状態になった。


・・・・・・・・・・・・・・


当時は会社が急成長していたので、
いつまでも私が細かく社員たちに
指示を出し続けるのは限界があった。


自分がやらなければならない仕事や
社長の私にしかできない仕事もあるので
そちらに目を向ける必要があったからだ。


そこでフローチャートを活用し、
私がいなくても
誰でも判断できるという環境を
作っていったわけだ。



自社のビジネスモデルを
見える化したことで、

間違っていること、
おかしなことがあれば
すぐにわかるようになった。


それだけではない。


今まで見えていなかったこと、
大事だけど気付けていなかったことに
気付いたことで、
会社がさらに成長するきっかけになった。



このようなことは私だけではなく、
ビジネスモデルを見直したことで
ますます成長のスピードが速くなり、

成功の階段を上り始めたという会社は
数多くある。


・・・・・・・・・・・・・・


さて、あなたの会社のビジネスモデルは
どのような構造になっているだろうか?


そして、その構造を
社員は理解しているだろうか?


同じ組織にいる人たちが
お互いに協力し合えるように、
ビジネスモデルを見える化することは
あなたの会社がさらに成長することへ繋がる。


ぜひ、積極的に取り組んでみてほしい。



PS
忙しい社長が効率よく勉強するには
何が必要か?


それは、ここで知れる。

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リーダーが忘れてはならないこと

池本克之です。


チームの一体感を高め、
そこで働く個々人が
仕事に情熱を注いで働くためには
何が必要だろうか?


答えはとてもシンプルだ。


それは、

「何のために働いているのか?」

ということである。


会社のリーダーは、
彼らのこの質問に
明確な答えを用意しておく
必要がある。


その答えというのは、
目的であり、ビジョンや理念と
呼ばれるものだ。


目的やビジョン、理念は、
メンバーのモチベーションに
大きく影響する。


この質問に明確に答えられないと、
彼らは今の会社で働く意義を
見出すことができない。


仕事があるから働く、
というだけでは、
自分が持つ能力を最大限に
発揮することは難しい。


だからこそ、
目的やビジョン、理念といったものは
そこで働く人たちにとって
とても重要なものになる。


そして、目的意識が全員に浸透し、
その上で目標が達成されていけば
企業は軌道に乗る。



ただし、
成長に伴って人数が増えると
新たな問題が起きるようになる。


それは、
理念を実現しているかどうか
というより、

手段や効率に目がいくという
弊害が生まれることだ。


効率化が優先されすぎると
理念は忘れ去られてしまう。


理念が忘れ去られれば、
手段や結果を出すことだけに
焦点が当たり、
場合によってはお客様が不在となる。


つまり、自利優先の経営に
なってしまうのだ。


今は、理念が忘れ去られた企業も
多くある。


例えば典型的なものとして、
近年、色んな形で企業の不祥事が
テレビや紙面を賑わしている。


このような企業は、
理念をなくしてしまったと
言えるだろう。


中には、違反を認識しながらも
組織ぐるみで不正に手を染めていた
というケースまであるほどだ。


理念がきちんと浸透していれば、
このような問題は起きにくいはずである。


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組織の規模が大きくなることで
起こる問題は他にもある。


規模が大きくなってくると、
必然的に細かいルールやマニュアルが
必要になってくる。


もちろん、マニュアルには
良い効果もある。


しかし、その一方、

形ばかりの理念やビジョンを
掲げている組織においては、
効率化を優先したマニュアルが
出来上がる。


これも先ほどと同じで、
理念を実現しているかどうかより、
手段や効率に目がいきがちになる。


その結果、気づいたときには
社長が思っていた組織とは違う
組織が出来上がることもある。



さて、そんな時に
リーダーがやらなければならないことは
何だろうか?


それは、

「理念の実現のために
自分は何ができるのか?」

「忘れ去られた理念を
もう一度思い出させるためには
どうしたらいいのか?」


ということを考え、
実行することだ。


私はその答えとして、

理念を忘れずに
メンバーに伝え続けることだと
考えている。


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さて、あなたは
チームメンバーからの

「何のために働いているのか?」

という質問に、
明確に答えられるだろうか?


目的やビジョン、理念は
働くメンバーのモチベーションに
大きく影響する。


もし、すぐに答えられない
というのなら、

これを機会に一度立ち止まって
考えてみてはどうだろうか。


この時間は、
これからあなたの会社が
さらに大きく成長していく上で
とても重要な時間となるだろう。



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