いい仕事ができるコツ

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池本克之です。


私はこれまでで3回、
100kmマラソンの大会を
リタイアしたことがある。


いずれも明らかな練習不足だ。


どうして練習不足になったのか、
その理由はわかっている。


仕事のスケジュールに追われて
練習計画をうまく調整できず、
そして、実践もできず、
自分の中の最低ノルマを
こなせなかったからだ。


その悔しさもあって、
マラソンに関する練習計画は
仕事以上にきっちり立てるように
している。


その気になれば、
時間がないならないなりに、


計画がズレたならズレたなりに、
なんとか帳尻を合わせられるものだ。


大会が近づくと、
仕事の予定をマラソンに
合わせることもある。


こんなことを言うと、
趣味やオフのために
仕事のスケジュールを調整するなど、
ビジネスパーソンにとって
本末転倒ではないか、
と思う人がいるかもしれない。


しかし、たとえ趣味やオフのために
スケジュールを調整したとしても、
効率よく仕事をするようになるのなら
問題ないのではないか。


遊びの時間を作るために
チャチャッと手際よく仕事を
片付けたり、


無駄なことをせずに
シンプルな仕事を心がける。


私は、遊びに真剣になることも
ビジネスパーソンには欠かせない
立派なセルフマネジメントだと
考えている。


それに、私たち経営者は
常に仕事のことが
脳裏から離れなかったりする。


何をしていても
仕事のことが気になったりして、
気が休まらないという人も多いだろう。


だからこそ、
自分が好きな趣味の時間は
とても重要なのだ。


筋トレでも、ゴルフでも、
マラソンでも、ギターを弾くでも
なんであってもいい。


自分が好きな趣味の時間を作り、
真剣に取り組んでいれば
他のことを考える余裕なんてない。


そして、何よりいいのは
リフレッシュできるということだ。


仕事以外のことに
真剣に向き合うことで、


頭と心がクリアになり、
また新鮮な気持ちで
仕事に取り組むことができるようになる。


新しいアイディアが
思い浮かぶこともあれば、
難しいと感じていた問題を
解決するような
糸口が見えたりすることもある。


趣味を優先するからこそ、
いい仕事ができる。


経営者の中には、
「時間がない…」という人は
多いだろう。


もちろん、それは私も同じだ。


だが、それでも時間を作って
筋トレに行ったり
ゴルフに行ったりしている。


経営者であれば
時間がないのは当たり前で、


そんな中でも
どうにかして時間を作り出すことで、
結果的に仕事で高いパフォーマンスを
発揮することに繋がるのだ。


さて、あなたの趣味には
何があるだろうか?


やってみたかったけど
やれていないことは何だろうか?


「時間ができたら…」とか
「いつか…」というのではなく、


ぜひ時間をブロックして
実際に取り組んでみてほしい。


それが、オンタイムの仕事で
最高のパフォーマンスを発揮することに
なるだろう。


PS
経営者には、
オフタイムもとても重要だ。


もしあなたが、
オフタイムを上手にとりたいと
思うのなら、
これがオススメだ。

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「顧客の絞り込みが甘かったことに気づきました」

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池本克之です。

先週木曜日に、
「5つの障害を取り除き、業績を急上昇させる方法」

ワークショップを開催した。

私が話す5つの障害とは、

自分の会社の状態を把握せずに
「解決策(らしきもの)」を実行している
戦う市場を間違えている
絶対的な強みがない
顧客の定義が曖昧
強みが伝わっていない
のことだ。






私の元に集まるのは、
何も考えずに上手くいっているような社長ではない。


むしろ、
経営について悩み、真剣に学んでいる中で、
私の元にたどり着いてきた社長がほとんどだ。


そういった、
マーケティングや経営論について学び、実践をしているような
社長こそ陥りがちな5つの障害について、
200社以上の企業をみてきた私の基準で一緒に再確認し、
事業構造について再設定してもらった。





参加者の皆さんの声を一部紹介しよう。



ペルソナの絞り込みが甘かったことに気づきました。
これから、今回のワークショップで再設定した
ペルソナへの価値提供を見直します。

日々、業務に追われていて会社の事業構造や
展望といった長期的視点について
漠然とした考えしか持っていなかったので、
本日、文字として具体化できたことで多くの課題が明確になりました。

自分の持っている漠然とした顧客の分類、優先順位を、
社員にどう伝えたらいいのかと悩んでいました。
今日のワークショップで文章化できたので、
社員に共有することで、会社一丸となって進んでいけそうです。

これまで知ってたことや、
思っていたことが明確になり、
また自分に不足していたことも明確になりました。




セミナーの内容が気になった方は、
下記のURLをクリックして参加者の感想を読んでみて欲しい。


今回の感想:
https://pajaposs.com/shop2/20190627_kanso/

前回の感想:
https://pajaposs.com/shop2/20190517-seminer-sub/






このワークショップを期に、
自社の事業構造をより強固なものにして、
日々の経営に当たって欲しい。


それが、社長自身、家族や社員、
ひいては顧客のためにもなるのだ。








PS.
次回の参加可能なセミナーの開催は8月8日になる。


このセミナーは、コンサルティングの
クライアント様にしかお伝えしていなかった、
誰もが同じ成果を出せる営業についてのセミナーとなる。


近日中にメルマガで募集を開始するので、
営業に課題を感じている人はぜひ参加を検討して欲しい。

要領が悪い部下への対処法

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池本克之です。


あなたの周りには、
仕事をしていて
「要領が悪いな…」
と思う人はいないだろうか。


要領が悪いと
仕事が遅くなったり、
期限を守らずに
周りの人にまで迷惑がかかる
場合がある。


そうなると、
全体のスピードまで落ちてしまう。


また、上司は
その部下のカバーをしなければ
ならなくなるので、
自分の仕事が増えたり
時間を取られることもある。


要領が悪くない人からすれば、
とてもストレスに感じるだろう。


そんな上司の中には、
要領が悪い部下に対して


「〇〇さん、
もう少しペースを上げてくれないかな?
もうちょっと手際よくやるように
頑張ってみて」


と言う人もいる。


もちろん、言った本人は
叱ったつもりはない。


だが、もしこれを言った相手が
いまどき部下だったとしたら、


「はい…」と言って
そのまま萎縮してしまうだろう。


どうしてか?


それは、言われたことに対して、
「自分はできていない…」
「自分はダメなんだ…」
と考えてしまうからだ。


そして、
どうすれば手際よくやれるのか
分からなくても悩み続け、
そのうち自己嫌悪に陥ってしまう。


一体どうして、
いまどき部下はこのような状態に
なってしまうのか?


それは、叱られるのに
慣れていないからだ。


こちらとしては
叱っているわけではなくても、
言い方や口調によっては
叱られていると捉える場合がある。


それくらいナイーブな世代だ。


「手際よくやる方法が分からないのなら
訊けばいいじゃないか」
と思う人もいるかもしれないが、


いまどき部下は
人に対して必要以上に遠慮する
傾向がある。


少しでも忙しそうだと思えば、
話しかけるのをためらうのだ。


それが、いまどき部下の実情であり、
まずはそれを理解してあげることが
大切になる。


そして、
要領が悪いと感じている人に
対しては、


どうしてそうなっているのか?
何が大変だと感じているのか?


ということを
訊いてあげるといい。


もしかしたら、
こちらが思っているやり方の方が
早くできるかもしれないし、


何か困っていることがあれば
助けてあげることもできる。


大切なのは、
「もうちょっと手際よくやるように
頑張ってみて」
と言うだけではなく、


どうしたら早くできるように
なるのか?ということを
一緒に考えてあげることだ。


そのような中で、
部下も気付くものがあるかもしれない。


「あぁ、そうしたらもっと早く
できるのか」
「その方法いいな!」
と思う場合だってあるだろう。


それが部下の成長に繋がるし、
それだけではなく、


「〇〇さんは、
僕(私)のことを考えてくれている」
というのが伝わるので、
信頼関係も少しずつ構築されていく。


部下の中には、
要領が悪いと感じる人も
いるかもしれない。


しかし、特に
いまどき部下に関しては
私たちとは違い、


自分に自信がなく、
人に対して必要以上に
遠慮する傾向がある。


これらの特徴をまずは理解して、


これからの会社の将来を担う
いまどき部下を
上手に動かしていきたいものだ。


PS
いまどき部下の扱い方に
悩んでいるのなら、
これもオススメだ。

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話半分という考え方

会話


池本克之です。


仕事をしていて、
自分の考えが伝わらないと
思ったことがある人は多いだろう。


上司の中には、
自分が指示したことを
できなかった部下に対して、
こんなふうに説教する人もいる。


「俺の話、ちゃんと聞いているのか!」


「申し訳ありません。
聞きそびれていました…」


「何やってるんだ!
あれほど言ったじゃないか!」


しかし、これは
部下の間違いではない。


そもそも聞きそびれさせた
上司に非がある。


こう言うと、
少し厳しく感じるかもしれないが、


人の上に立てば立つほど、
上司は部下に対する
コミュニケーションに対して
責任が生じてくる。


コミュニケーションの齟齬から
ミスが生じたのなら、
それは「伝わっていない」ことに
気づかなかったということだ。


なので、伝えた側のミス
ということになるだろう。


このような「伝わらない」を
避けるために、


人の上に立った人間は、
自分のコミュニケーション力を
高めなければならないし、
また、相手に逐一確認する
作業も続けなければならない。


実はこの考え方は、
私がかつて保険会社に勤めていた時に
教わったものである。


保険会社とはソニー生命で、
教えてくださったのは
当時会長だった盛田正明さんだ。


盛田さんは、ある会議で
話半分ということを
おっしゃっていた。


というのも、
話がどれくらい人に伝わるかは、
平均しておよそ70%くらい。


伝言ゲームなどでもわかる通り、
実際に普通のコミュニケーションで
30%部分はすれ違ってしまうと
いうわけだ。


例えば、私があなたに
何かを伝える。


それをあなたが
また別の人に伝えるとしよう。


この時の話の伝達度は、
70%のまた70%なので、49%。


これが話半分の現実なのだ。


もちろん、話半分になってしまえば、
仕事の成果は著しく落ちてしまう。


さらに、間に何人もの人が入ることで、
話の伝達度は落ちていくだろう。


たとえ重要なことを
伝えていたとしても、
最後にはその重要な部分が
抜け落ちている場合もある。


それが原因でミスが起きたり、
トラブルが発生してしまうことも
あるのだ。


なので、人に何かを伝える時には、
70%以上伝える努力をしないと
いけないし、


経営者であれば、
極力100%を伝えられる
コミュニケーションのプロに
ならなければならない。


では、どうしたら
70%以上伝えられるように
なるのかというと、


どんな伝え方をすれば
相手が理解しやすいのか、
ということを知る必要がある。


そして、それに合わせることが
大切だ。


例えば、
口頭で言っただけで伝わる人もいれば、
文章にした方がわかりやすい、
という人もいる。


または、絵に書くことで
理解しやすくなるという人もいる。


実は、私も物事を理解する時には
イメージでないと頭に入らない。


なので、問題ごとがあると、
いつもそれを図にする。


いわば
「ビジュアルにすることによって
論理を組み立てるタイプ」なのだ。


このように、人によって
理解しやすいもの、理解しにくいもの
というのがある。


まずはこれを理解して、
口頭で伝わらなければ
他の方法で伝えてみるなど
工夫が必要になる。


とにかく重要なことは、


どのような方法を使ってでも
必ず相手に伝わるようにする、
ということ。


仕事をしていて、
自分の考えが伝わらないと
思ったことがある人は多い。


もし、これを読んでいるあなたも
「自分の考えが伝わらない…」
と感じているのなら、


相手にとって
適切な伝え方になっているかどうか、
確認してみてほしい。


PS
経営者には学ぶべきことが
際限なくある一方、
忙しくて勉強する時間がない。


そんな中で、
効率よく学ぶには
どうすればいいのか?


それには、これがお役に立てる。

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