池本克之です。
私の趣味にゴルフがある。
毎月、定期的にゴルフの予定を入れて
オフの時間を楽しんでいる。
しかし、たまにゴルフ場で
こんな人を見かける。
いまいち調子が上がらず
ミスショットばかり。
前半に大叩きしてしまうと、
「今日はやーめた」と言って
適当に打ち始めるようになる。
ゴルフ以外のスポーツでも、
劣勢で大差がついてしまうと
試合の途中で
「どうせ勝てない…」「もういいや…」
と無気力になる人がいる。
確かに相手よりだいぶ負けていたり
うまくいかないことが続くと、
諦めたくなる気持ちもわからなくはない。
だが、私はそんな人を見ると
こう訊きたくなる。
「その発想を仕事にも持ち込むのですか?」
「仕事にもその態度で臨むのですか?」
「業績が伸びなければ
“この会社はもういいや”と
経営を投げ出すのですか?」
と…
こんなことを訊くと、
「いやいや、
仕事ならそんなことしないよ」
「もちろん、仕事は本気でやるよ。
これは遊びだからさ」
と言うのかもしれない。
しかし、本当にそうだろうか…?
自分が好きな遊びでさえ
調子が良くないと
すぐに諦めてしまう人が、
決して楽しいとは言えない仕事に
何があっても粘り強く取り組めるとは
到底、思えない。
事実、そういう人で
ビジネスで大きな成果を上げている人を
私は知らない。
遊びだからどうでもいい。
遊びだから特に何かに支障が
出るわけではない。
と思って途中で投げ出していると、
実際のビジネスの場でも
その思考のクセが出るようになる。
うまくいかないとすぐに諦めたり、
自分の思う通りに進まないと
すぐにモチベーションが下がる、
という思考になりやすいのだ。
この思考のクセは習慣になって、
仕事でも遊びでも
同じように表れてくるようになる。
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では、習慣づいた思考のクセは
直らないのか?
というと、そうではない。
思考のクセはトレーニング次第で
変えることができる。
そして、一流と呼ばれる人たちはみな、
それを遊びの中で鍛えている。
辛くても厳しくても
諦めずに乗り越えようと考えるクセ。
困難や苦難の先には
気持ちいいことがあるという成功経験を
遊びを通じて体得しているのだ。
遊びは、ゴルフでもテニスでも
釣りでも読書でも何でも構わない。
どんな趣味や遊びでも
真剣にやっていれば
同じようなトレーニングの機会はあるはずだ。
ここで大事なのは、
こうした「思考のクセ」は
あくまでも習慣であって、
先天的な才能や素質ではないということだ。
なので、トレーニングすることで
「思考のクセ」はいくらでも身につけることができる。
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壁を前にして
どう考えるかは個人の自由だ。
苦しいから逃げようと考えるのも、
「こんなに高い壁なら
達成感もすごいはず。チャンスだ」
と考えるのも自由だ。
しかし、会社のトップである社長が
どちらの思考を持っているかで
働く社員たちの思考も変わってくるのではないか。
もしあなたが、
後者の思考をつけたいと思うのなら…
趣味や遊びであっても
ぜひ真剣にやってみてほしい。
そして、
好きなことで身につけた思考のクセは
必ず仕事にも生きてくるようになる。
PS
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